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RomaからTivoliへ -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

4月2日は・・・そう、土曜です!
たいがい大雑把な計画の中で、この日の午前中だけは早々と予定を決めていました。
なぜならば、土曜の午前中にしか開いていない『コロンナ宮』に行きたかったからです☆

このタイトな開館時間のせいで、今まで一度も訪れたことができなかった場所。

-ヴェネツィア広場近くにある、コロンナ宮の外観。
110514a.jpg
さて、コロンナ宮の見所ポイントは主に2つ。
1. 『ローマの休日』のロケ地
2. カラッチの『豆を食べる男』

どちらに重きを置くかは人それぞれですが、私の場合はこの『豆を食べる男』でした。
110514b.jpg
※絵ハガキを写真に撮ったものです。

少し離れて見た時には伏し目がちに見えたのに、近寄って見ると目が合ったような気がする・・・
このギャップが面白かったです。

とはいえ、ドラマチックな宗教画に比べれば、地味な感じは否めない(笑)
わざわざなんでまた?と思われる方は、こちらの本を読んでからコロンナ宮へ行って下さい。

食べる西洋美術史』宮下規久朗著

(過去にこの本を記事にしました。宜しければ→コチラへ)

-「食べる」という行為が、人間のもっとも本質的で根源的な営みであるとこうことを、これほど感じさせてくれるイメージはない。- (食べる西洋美術史より引用)

できれば、美味しい食事を楽しく頂きたいですね☆


念願のコロンナ宮見学を終えた後は、テルミニ駅へと戻って昼食タイム。
食べ終えて一息つこうとした時に携帯が鳴る。友人A「15分後にテルミニ駅に行くから」
・・・みちさんはまだ食べてる最中でしたが、急いでもらって店を出ました。慌ただしい(笑)

テルミニ駅って漠然と言われても、交通量多いからどこにいるか分かんないよっ!!
携帯で連絡を取りながら移動し、なんとか友人を発見。そんな所に駐車して大丈夫か?…と突っ込みたくなる場所から、にこやかに手を振ってくれていました。

無事友人の車に乗り込み、高速道路に乗ってローマを脱出。目指すはTivoli(ティヴォリ)です☆
風景も徐々にかわっていき、町へ到着する手前で見かけたオリーブ林にテンションUP!
110514c.jpg
カメラを構えたら、友人が路肩に車を停めてくれました。そこでパチリ☆
「ここで作られるオリーブオイルは、特別に美味しい」と言うA。
このセリフ、イタリア中各地で聞くことができます。ゆえに耳タコ(笑)
ちなみにTivoliは、友人が生まれ育った場所。やっぱり自分の土地が一番なのでしょうね。

くねくね道を登って行き、町の中心部へと近付いてきました!
110514d.jpg
旧市街にある宿はもうすぐ。ここを右折しまーす。

宿の入口。クリスマスっぽい(?)飾りが付いているドアから入ります♪
110514e.jpg
HPの紹介によれば、1500年代に建てられた住居だとか。家康とほぼ同い年くらいか?!

外見は古くても、内装はめちゃくちゃ素敵☆入った瞬間からはしゃぎまくる私(笑)
110514f.jpg
今回予約したのは、2部屋に分かれているアパートメント。こちらが私の部屋。

そして、こちらがみちさんのお部屋。間に仕切りがあり、それぞれ独立した部屋となっています。
110514g.jpg

お風呂、トイレも各部屋に付いているわけなのですが、みちさんのはインパクト大でした!
110514h.jpg
後に、「部屋を見せて」と遊びに来た友人2名も、このライオンには大爆笑していました(^^;

共有で使うダイニングテーブル。(小物を散らかしてる状態ですみません!)
110514i.jpg
朝食は部屋へ運んできてくれるので、ここでみちさんと一緒に食べました♪

ほど良く使いこまれたセンスのいい家具たち、さりげなくディスプレイされた小物たち、全体的に温かみがあって、友達の家にいるような、自然と和んだ気持ちになれる空間です。
110514j.jpg
左側手前に写っている手摺りを見て下さい。
ここから地下へと続く階段があり、入ってはいけない雰囲気にはなっていましたが・・・。
探検してしまいました(笑) どうやらワインの貯蔵庫だった空間のようです。
残念ながら、ワインはありませんでしたけど(^^;

って、部屋の中で遊んでいる場合ではない!
初めて訪れたTivoliの町。どんな風景を見ることができるのか、楽しみです☆


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nice! 35

comment 24

みち

こんばんは~。Paceさんもティボリに来ましたね^^
コロンナ宮の内装には圧倒されました。
ガイドブックには小さい写真しかなかったので~。
そうそう、そーいえば「豆を食べる男」は他の絵とは
違って地味でしたね^^;
ティボリの宿、素敵でしたね!また行きたくなります♪
by みち (2011-05-14 22:36) 

たぁ

IT屋さんゆえTivoliという単語に反応してしまいます(^ ^;
by たぁ (2011-05-15 06:08) 

hatsu

旧市街の街並み、ステキ!
ホテルもいいですょねー、
写真を見ていると、なんかワクワクしてきます^^
そっかぁ、家康と同い年くらいかぁ。
ますますワクワク。
by hatsu (2011-05-15 06:47) 

Bonheur

たっ、楽しい~♪
臨場感ある記事で、自分も一緒に歩いて、駅できょろきょろして、お友達の車に乗せてもらって、宿まで行った気分です。
西洋美術史大好きなので、ご紹介のご本も早速探します。
ホテルも、昔ながらの場所で、生活空間そのままをお借りしているかのような、温かい感じがしますね。
Tivoliの街並みも楽しみです。
by Bonheur (2011-05-15 08:31) 

keykun

おはようございます。^^
旅なれた空間というようなアパートメント!
それだけでも贅沢ですね。溜め息 ^^)
西部の男もそうだけど、男は豆を食うのです。
私もポークビーンズなど大好物で・・地味系(滋味!)です。^^)v
by keykun (2011-05-15 08:45) 

jinn

同じ宿でも、みちさんと写真の撮り方が違うので、見比べると面白いですね。
by jinn (2011-05-15 09:56) 

sig

こんにちは。
テルミニ駅、行ってみたい! ここも名作映画の舞台ですね。
こういう雰囲気のお部屋に泊まれたら、もう普通のホテルには泊まれませんね。
by sig (2011-05-15 15:30) 

ちゃと。

素敵な調度品の数々。こんなお部屋なら一日中音楽聴いて
本を読んで寛げそうですね。
でも一歩外にでればこれまた素敵な街並み。時間を忘れそうですね♪♪
by ちゃと。 (2011-05-15 15:35) 

guran

雰囲気のある宿でしたね!
探検したくなる気持ちがわかります^^
by guran (2011-05-15 16:45) 

つぐみ

ホテルというよりお家みたいですね。
家具などの調度品も素敵です。
どこの街並みもほんとにいいですね。
by つぐみ (2011-05-15 20:05) 

Pace

>みちさん
やっとここまで来ました!(^^; とはいえ、宿に到着したところまで・・・。
ド派手内装の宮殿は、他にもたくさんありますよ☆2~3つ見るとお腹いっぱいには
なりますが(笑) 「豆を食べる男」は地味ですけど、存在感はありましたよね♪
宿は期待を裏切らない素敵さで嬉しかったです☆洗濯ものがなかなか乾かなかった
のには困りましたけどね(笑)

>たぁさん
一般庶民ゆえ、なぜIT屋さんがTivoliに反応するのか分からず、検索しました(^^;
ソフトの名前なんですね!! 知らなかったので、勉強になりました(^^)

>hatsuさん
Tivoliの旧市街は観光地化されていなくて、とても静かで、素敵です☆
世界遺産のある町ですけど、旧市街まで来る観光客は少ないようでしたし。
あまりにも人がいないから、細い路地などでは「こっち行って大丈夫?」なんて不安に
なったりも(笑) 1500年代の前半なのか後半なのかまでは分かりませんが、家康が
1500年半ば生まれのはずなので、だいたい同い年かと思います(^^;

>Bonheurさん
過去記事へのnice!もありがとうございます!(^^)いつも丁寧に読んで下さってて
嬉しいです☆ 宗教画の解説本は多くありますが、この本は視点が違っているので
面白いと思いますよ♪ぜひぜひお手にとってみて下さい。
日本には、500年前から存在し、住居として今も現役な建物ってあるのかな?と
ふと考えてしまいました。(そもそも、木と石、素材が違うので安易に比較するのは
乱暴かもしれませんね(笑)) 次回、Tivoliの町並をたっぷりUPします♪

>keykunさん
B&Bタイプと、アパートタイプ、どちらかを選べるようになっていて、私たちは後者を
選択しました☆若干お値段は高くなりましたが、それでもローマ中心部と比較すれば
この広さに対して充分にお得感ありました(^^)
なるほど、滋味!男性だけでなく、女性も豆を食べないといけないですね。
ちなみにこの絵の豆は、インゲンマメらしいです☆

>jinnさん
私とみちさんも、お互いの記事に違いがあることを面白いなと感じています☆
みちさんはカメラ2台使って丁寧に撮っておられましたが、私は・・・
相変わらずボロボロのIXYで、雑にしか撮れず・・・。写真を比較されると恥ずかしい
のですが、しょぼ写真みて、笑って貰えれば嬉しいです(^^;

>sigさん
過去記事へのnice!もありがとうございます♪(^^)
テルミニ駅を舞台にした名作映画・・・検索してみました(^^; ←無知ですみません。
「終着駅」でしょうか?
映画の舞台となった駅といえば、なぜかイスタンブールのシルケジ駅を真っ先に
想い浮かべてしまいます。「007 ロシアより愛をこめて」に洗脳されてしまったのかも
しれません(^^;

>ちゃと。さん
なんといっても、家具が素敵だったんですよ~☆インテリアにうっとり(^^)
広すぎて(?)暖房が利き辛いという難点もありましたが、それを差し引いても
充分お釣りのくる魅力がありました♪ 町を散歩するにも便利な場所でしたし
もう一度泊まってみたいです。宿だけでなく、次回はTivoliの町の風景もたくさん
UPしますね。昔日の面影が、ちゃと。さんのハートを鷲掴みすることと思います(笑)

>guranさん
実は、階段の手前にロープが張られていて、明らかに「進入禁止」のオーラを
放っていました(笑)にもかかわらず、遊びに来た友人2名(イタリア人)が、勝手に
ロープを外して降りていってしまったんです。だから、しょうがなく私も(笑)
プチ探検気分を味わえるのも、こういった古い建物ならではです☆

>つぐみさん
まさに「お家」でした☆
ホテルではなくて、B&Bだったんですけど、入口からして普通の民家ですよね(笑)
友人が送ってくれなかったら、見つけるのに苦労したかもしれません(^^;
一般的なホテルでこの広さの部屋に宿泊すると、それなりのお値段になりそうですが
ここはとってもお手頃で、財布にも優しいお部屋でした♪
by Pace (2011-05-15 21:10) 

mau

昨日、ポンペイ展を見に行ったのですがこのお風呂の雰囲気、その当時から変わってない気がします。
by mau (2011-05-16 21:20) 

Pace

>mauさん
そうそう、Tivoliには古代ローマ時代からの遺跡があり、このお風呂もその一つ…
ではありません!(^^;
イタリアのお風呂って、水圧弱いし、すぐ水のような温度になっちゃうのから、
こんなデカい湯船にお湯貯めるの無理だろう・・・って思いました(笑)
案の定、不可能だったとのことです。←みちさん談
by Pace (2011-05-16 23:04) 

ねこじたん

ライオンがお風呂に!
優雅な気分♪
by ねこじたん (2011-05-17 00:59) 

vanilla_beans

またまた素敵なホテルではありませんか!!!
しかもふたつのベッドルームがそれぞれに
雰囲気が違いますね。Paceさんとみちさんに
それぞれ雰囲気が似ていますよ~イメージぴったり。
探検できる部屋で家康とおなじくらいの年齢で
お部屋で食事が食べられてって私も行ってみたくなっちゃいました。笑
by vanilla_beans (2011-05-17 11:19) 

Pace

>ねこじたんさん
なんでこんな飾りを付けてしまったのか、意味不明ですけど(笑)
かなり面白かったのは確かです☆

>vanilla_beansさん
ここは友人が見つけてくれた宿なんです☆
私が部屋を気に入ってはしゃいでるのを見て、友人は得意そうにしていました(笑)
vanillaさんもイタリア行きますか?!
では、来年はイタリアでオフ会しないといけませんね!(笑) 酒豪チーム
みんなで、イタリア中のワインを飲みほしてしまいましょう☆
by Pace (2011-05-17 23:49) 

pica

コロンナ宮は行ったことないのですが…もし行ったら
私も絵画に重きを置きます^^
ローマの休日も好きな映画のひとつだけど、もともと
海外旅行の目的は美術館ってことが多いのです。

素敵なホテルじゃないですか~~☆
部屋はじゃんけんとかで決めたんですか…なぜか知りたい(笑
by pica (2011-05-19 14:54) 

ちか

迷わず「豆を食べる男」を観る!と思う。
宿は、ホームステイに来た感じがし、居心地よさそうだな♪
by ちか (2011-05-19 22:21) 

Pace

>picaさん
ロケ地視点で見ると、「ああ、ここか」で終わってしまうのですが、絵画は
じっくり眺めて楽しめますもんね☆picaさんと好みが似ていてなんだか嬉しいです♪
そういえば、最初に入った部屋を「みちさんここどうぞ」と先に譲って、次に
案内された部屋を自動的に私…としたのですが、話合ったりしたほうが良かったのか
今さらながら考えてしまいました(笑)

>ちかさん
おっと、カラッチファンですか?
・・・ではなくて、やっぱり豆に反応でしょうか?(^^;
部屋のインテリアも素敵で寛げますし、周囲は旧市街で古い時代の面影が濃く
残っていて、そちらの面でも満足いく宿でした☆
by Pace (2011-05-20 23:08) 

sig

こんにちは。
そう、「終着駅」、当りです。私より少し前の世代の人たちのラヴロマンスですが、今見てもすてきですね。
007では「ロシアより・・・」がいちばん好きなので、また見直してみます。ダニエラ・ビアンキがあまりにも美しかったものだから・・・笑
by sig (2011-05-22 11:49) 

めりー

なんて素敵なお部屋でしょー(≧艸≦)
このままずっと住みたくなっちゃいますね^^
アンティークな家具のひとつひとつに
見入ってしまいましたよ♪
by めりー (2011-05-22 11:54) 

Pace

>sigさん
当たってて良かったです~☆
「ロシアより・・・」の女優さん、私も惚れました!めちゃくちゃ綺麗な人ですよね♪
確かイタリア人ですよね?名前もイタリアっぽいですし。(’’)
私が見たイスタンブールと、映画の中のイスタンブールは違っていて、そのギャップも
楽しみながら観ました(^^)

>めりーさん
ここに住めたら、どんなに良かったでしょう!!
毎日旧市街を散歩して、ゆったり過ごして…浮世離れした、夢みたいな生活できそです☆
建物程ではないかもしれませんが、家具はどれも年代ものっぽい雰囲気でした♪
…思い出してたら、ほんとに日本を捨てて今すぐ移住したくなってきてしまいました(笑)
by Pace (2011-05-23 01:10) 

カエル

わぁ。
お宿がすごくいい!
イタリアに行ったら必ずこんなお部屋ですごしたいな!
古都ティボリ、興味津々!
お友達がいるっていいよね。
イタリアでは車運転できないしね。
うわぁ、、、。うっとりです。
by カエル (2011-05-28 14:58) 

Pace

>カエルさん
入口が分かりにくいのと、ドアを開けるのにコツが必要なことが多いという点が
大丈夫でしたら、このようなB&Bはとってもお勧めです(^^)
国際免許書申請すれば運転はできますけど、左ハンドル車に慣れていないので
不安が大きいです(^^; 送り迎えやガイド役をしてくれた友人たちには、
心底感謝しています☆
by Pace (2011-05-28 23:03) 

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