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夏祭り@成田 [Giappone -日本の街-]

成田へ引っ越してきて初めての夏、『祇園祭』のポスターを見て「ん?こんなとこまで京都の宣伝?」と思いました。がしかし、京都ではなく、ここ成田でも同じ名前の祭りがあると知りました。
住みはじめてかれこれ10年、まともに見たのは1度くらいです。今年はふと思い立ち、久しぶりに出かけてみました。

とにかく暑いっ!
3分で挫けそうになりましたが、頑張って参道を進みます。
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成田銘酒「長命泉」のお店。

お祭りの間は車両進入禁止になっているので、駐車場は休業中。
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その空き地を使って、あちこちに出店が並んでいました。
かき氷、冷やしきゅうり、冷やしパイナップルetc...

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少ないけれど、浴衣の人も見かけました。

この坂を下れば、成田山新勝寺。
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「下れば登って戻らないといけないな…」と考えて、踵を返してしまった私(笑)
この坂道を山車が登ってくるのですが、平らな場所で見学することにしました。

最初はお神輿が通過。
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皆さん汗だく(^^;

そしていよいよ、地区毎の山車(10あります)が連続で参道の坂道を登ってきます。
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こちらは手古舞(てこまい)。お祭りの紹介ページ(コチラ)によると『昔は芸者衆や婚礼前の女性がつとめていましたが、昨今は小学校の子供達がつとめています』とのことでした。

続いて山車。酷暑の中、すさまじいです!!
(動画をUPしようと思ったのですが、うまくいきませんでした・・・)
参道の坂道を山車が登ってくるんです。もちろん、人力!

一つ通り過ぎるとすぐに、次の地区の山車がやってきます。
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子供たちも頑張っていました。

動画がダメなので、写真ですみません。
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登り終わって、戻る山車。落ち着いて写真撮れました。

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いやー凄い熱気でした!
殺人的な暑さでしたけど、思わず夢中になって見てしまいましたよ!!

が、ふと我に返った瞬間、意識が遠のいてしまって…とっさにしゃがんでしまいました(^^;
さすがに全部を見るのはキツイので、この辺で退散することにします。

危うく熱中症?な状態ではありましたが、久しぶりの地元の夏祭り、いいもんだなぁと思いました。
来年は夕方以降に、浴衣で歩きたいなぁ☆


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Roma 旅の終わり・・・ -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

とうとう最終日になってしまいました。
夕方には飛行機に乗ってイタリアを去るだなんて、信じられない。というか、考えたくない(笑)

ちょっぴりセンチな気持ちを抱えたまま、朝食の後、みちさんと最後の散歩に出かけました。
お昼には空港へ向けて出発するためそんなに時間はありません。でも、テルミニ駅に近い宿から徒歩で行ける場所にも、まだ見ていない素晴らしい教会がありますのでそちらへと☆

まずは『サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
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薄い雲が爽やかで、しばし見惚れました。

この聖堂は、ローマの4大聖堂の一つ。もちろん私は、既に4大聖堂全てを制覇しています☆
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は駅から近いし、この近くにあるスーパーをよく利用するため、4大聖堂の中では、私が最も多く訪れている場所。

何回見ても、スゴイな…と思わされる建物です。
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-教会内部にある彫刻。

内部と正面の写真撮影(笑)を終え、聖堂裏側へまわってきました。
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そこの道沿いにあったローマの案内地図に寄り添い、ここから離れたくない気持ちをアピール☆

そして、Via Cavourを歩いてテルミニ駅方面へと戻ります。
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サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会』。
浴場遺跡跡を上手く改修して造られた教会です。駅からも近いし、この外観は教会としては珍しいので、滞在中にみちさんに見せたいと思っていたのです。
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入口ドアに埋まってる人々。
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教会内部にいた天使。
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こちらは『光の天使』・・・だそうです。
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一時的な展示っぽい雰囲気でした。最初は「何コレ?!」状態でしたが、光を背にする角度で写真を撮ってみると、イイ感じに見えてきて…最終的には、妙に惹かれる存在となりました。

教会の正面の『共和国広場
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春のローマの美しさ!この空、雲がドラマを展開している。
この風景ともうすぐお別れだなんて…(涙)

まだ少し時間があるので、本屋さんへ寄り、カフェで最後のカプチーノを。
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購入した本は、村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』…のイタリア語版です。
『ノルウェイの森』などの長編も買おうかと思いましたが、全てをイタリア語で読みとおす自信がなく(笑)、短編を選びました。この本の中の『かえるくん、東京を救う』がとっても好きなのです。

いよいよチェックアウトの時がやってきました。
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レンタルした携帯も、イタリアを離れれば使えなくなります。なので記念撮影(笑)
このタイプ、懐かしいですよね~。ものスゴくちっちゃい!隣に置いた口紅と同じ長さ!

さて、部屋に忘れ物がないかをチェックし、お世話になったB&Bを去ります。
宿のオーナーさんが駅まで送って下さり、みちさんと二人空港へと向かうレオナルド・エクスプレスへ乗り込みました。

気持ちが沈んじゃって、車中では魂の抜け殻のようになっていましたよ(苦笑)
漫然と外を眺めてるうちに、フィウミチーノ空港へ到着。
フォカッチャで小腹を満たし、ワインを購入して…自分をなだめて、飛行機に乗りました。
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ギリギリまで「帰りたくない~」とぐずる私に、みちさんは困ったことと思います(^^;

飛行機が飛び立てば、後は成田へまっしぐら!…の予定だったのですが、地震の影響でフライトスケジュールが変更になり、関空経由となってしまったのです。うっとうしいなぁ…と思っていたのですが、いざ関空に着いてみると、「おお!関西だ!」と盛り上がってしまう自分がいました(笑)
その嬉しさをみちさんに伝えようと、横を向いたら・・・爆睡中だし(^^; 

飛行機の中では、ほぼふて寝状態。長時間のフライトの後、無事成田空港へ到着し…旅は終了。
あぁ、帰ってきてしまった。

旅の計画からあっという間の日々でしたが、みちさんと一緒に過ごした今回の旅は、私にとって特別な想い出となりました。一生忘れられないと思います。一人旅だと記憶は誰とも共有できないけれど、この先みちさんとゆっくりお酒を飲みながら、旅の思い出話をするという楽しみもできました。
まさかの展開で私と旅をする決意をし、付き合って下さったみちさんには心から感謝しています☆

戻ってきた時は桜が咲いていた日本ですが、あれから季節がひとつ巡り夏となりました。
約3ヶ月もの間、イタリア旅記事にお付き合い下さった皆様、ありがとうございます。

さて、次はいつ行こうかな?


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Viterbo -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

4月5日 丸一日イタリアで過ごせる最後の日に、ヴィテルボへ行ってきました。
イタリアで最もよく中世の歴史的な地区が保存されている町』との紹介に惹かれて。

地下鉄とFS(日本でいうとJR)を乗り継ぎ、Viterbo Prtta Romana駅へと降り立ちました。
が、一刻も早く地図を入手しないと、なにがなにやら分からない(笑)
閑散とした駅を出て、ふと脇をみると…ラッキーなことに観光案内所がありました!
無事に地図GET☆

そして「なんとなくあっち?」と思う方向へ歩き始めると、立派な門が見えてきました。
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おぉ!車が中に吸い込まれている!私達もあそこから中へ☆
到着時は残念ながら曇り空、でも、この中世から残る完全な姿の門には興奮しました。

城壁の中に入り、地図を開いて見た。…で、私達は今どこに??
考えて答えの出る問題じゃないので、大体の予想をつけて、適当に歩くことに(笑)
進んでいくと、中世っぽい雰囲気が出現。
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うーん、素敵♪ みちさんと二人、あちこちにカメラを向けて写真部活動をしていたのですが、この狭い道をバンバン車が通るのでめちゃくちゃ危ない!(^^;

しばらくすると、教会らしき場所に行きつきました。
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緑のドアがオシャレ☆でも、外れそうになってる(笑) 直さないんだ…。

方向転換して、旧市街の中心を貫いている道へと進む。壁に埋め込まれた通りの名前と地図を照合し、なんとか位置を把握できるようになってきたぞ!
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調子のでてきた私達に合わせるかのように、青空が見えてきました☆

そのまま突き進み、町の端っこへ行くとCattedraleがあります。
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中は極シンプルな造り。
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ローマでド派手な教会を見尽くしてから来ると、妙に新鮮に感じます。

地図を握りしめ、現在地を見失わないように注意していても、時間の感覚を失いそうになる風景。
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Gesu教会。…コメントしにくい外観(笑)
ただの壁ではなくて、これが教会の正面ですね。
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教会よりも衝撃的だったのは、向かいにあるFontana del Gesu(噴水)!
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藻がぷらーんと垂れ下がり、風にゆられてるんですよ~。気持ち悪すぎて、大爆笑!
日が当たる部分(右側)はキレイなのに、日陰になってる部分(左側)は、いったいいつから掃除してないんだ?と考えさせられる状況になっていました(^^;

Viterboでは、壁を見て歩くのが楽しかったです☆
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サッカー日本代表のマーク・・・とはちょっと違う。その下にあるのは、ラテン語の文章?

FacebookにUPした中で、イタリア人に好評だった一枚。
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『ガレージ いつも空けておいてね ありがとう』
この手書きの文字といい、文章といい、可愛らしくて思わず微笑んでしまいます。

レストランの看板 『3人の王様』
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(私にとっては急だと思える)坂の上にあった『Santa Rosa』教会。
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ここも外観は地味系。

でも、中は光に溢れて美しい空間。
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教会を出て、しばし、カフェにてエスプレッソ休憩。
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そろそろお昼ご飯の時間です♪歩きながらいくつかレストランをチェックしてきましたが、最初に見つけたお店へ行くことにしました。

レストランの中は、ひっそりとしていて落ち着く空間。
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私にとっての定番、トマトソースのパスタと赤ワインを注文。もちろん美味しかったです☆
食後、店員さんにデザートは何があるかを聞いて、選んだ一品がこちら。
見た瞬間に歓声あげちゃいました♪♪♪
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名前は不明ですが、説明では「フルーツをたっぷり使った自家製ドルチェ」と言っていました。
フルーツどころか、全体量がたっぷり☆盛り付けは豪快そのもの(笑)、日本のちっちゃなケーキは洗練された味だけど、それとはスケールが違う。素朴にフルーツが生きている。

外に出たら、空の青みが増していました。
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どんなところからでも車はやってくる(笑)
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こんなところに住んでみたい。
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町中のあちこちで噴水を見かけました。
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そして、町の外へ。入った時には曇り空でしたが、出た時は青空☆
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一枚目の写真と比べると、印象も違いますね。

駅まで戻ってきました。
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14:56発の電車に乗って、ローマへと。

いよいよ明日、イタリアを発ちます。
そんなことを考えながら電車に揺られていると、寂しくてどうしようもない気持ちになってきました。


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Frascati -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

4月4日 Tivoliを出発する朝・・・。
なんと寝坊してしまいました!!
すっかり支度の整ったみちさんに起こされ、あまりのことに気が動転し、オロオロしちゃいました。どこかに時間を巻き戻すボタンがないか必死で探してみましたが、そんなものはどこにもない・・・。

大急ぎで準備し、宿の人が部屋へ朝食を運んでくる寸前(ギリギリのところで!)なんとか身だしなみを整えることに成功(笑)
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左の写真は宿の朝食。パンとハムとヨーグルト、シンプルだけどボリュームあります。
朝食中みちさんに「そういえば昨日、なんか買いに行くって言ってたような気がするけど?」
と言われ、思い出しました!友人Aに、パニーノを食べろと言われていたのです。

お腹いっぱいだったけど、食後の散歩を兼ねて町へ出て、教えて貰った(はず)のお店を探してみたけれど見つからない。朝からしんどいわー(笑)とげっそりしかけていたのですが、灯台もと暗しと言いますか、友人Aの部屋がある建物の1階にお店がありました。
そこで買ったパニーノが右の写真です。

これで思い残すことなし!
荷物を持って、宿の人に挨拶して、Tivoliの駅から電車に乗って、Romaへと向かいました。
車窓から外の風景をぼーっと眺めていたら、友人Aから電話がはいりました。
「パニーノ食べた?」って。
危ない危ない(笑)みちさんがいなければ、すっかり忘れていたところでしたよ。
まさか電話でチェックされるとは思っていなかった(^^;

Romaで予約したのは、以前から目をつけていた日本人オーナーさんのいる宿。
駅から電話をして迎えに来てもらいました☆
オーナーさんから宿の説明を聞き、ついでに無駄話にも花を咲かせ(笑)、ほっと一息。

午後はFrascatiへと向かいます。
宿のPCで電車の時間を調べ、切符を買って、またまた車窓の風景にうっとり。
30分程度でFrascati駅へ着きました。
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『白ワインが美味しいらしい』という以外、町についての知識が全くありません(笑)
とりあえず地図が欲しいので、観光案内所を探すことに。

人通りは少なく、静かな町です。ちょっと眠っているような。
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通りすがりの人に聞いて行ってみた観光案内所は閉まっており、地図の入手は断念。
それでも歩く。適当に(笑)

これはFrascatiのDuomoでしょうか。
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石の色がちょっと珍しい。中には入らず、お散歩続行。

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食事のできる場所を探して徘徊するも、なかなか見つからない。

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空腹でも、写真部活動は忘れない(笑)

たまたま通りかかった道で、レストランを発見!ここに決定☆

この日はみちさんのお誕生日☆Frascati名物の白ワインで乾杯♪
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改めて、Happy Birthday みちさん(^^)

土地のものが食べたかったので、店員さんに聞いて注文したパスタ。
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野菜とハム(に近いもの。店員さんもなんて説明していいか分からないって言ってました。とにかくハムより美味しいって(笑))、手打ちっぽい麺でものすごーく美味☆

デザート&珈琲も忘れずに☆
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もー大満足!!このお店、当たりでした☆

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お店の前の小道を抜けた先から見た風景。1階が薬局(Farmacia)で、上がホテルな建物が目印。
またFrascatiに来た時に、迷わずここに来れるかな??

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白ワインを買いたいね~と話しながら歩いてみましたが、お店はどこも閉まってる…。

とりあえず、屋台で『ポルケッタ』を買ってみることにしました。
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友人Aから、Frascatiに行くならコレを食え!と強くお勧めされていたものです。
豚の丸焼を、目の前で豪快に切って、パンに挟んでくれます☆
それだけのシンプルなものなのに、美味しいってスゴイ!

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白ワインが並ぶウインドウ。お店は閉まっていました…残念。

買えないとなると、余計と欲しくなる(笑)でも、ことごとく店閉まってる~。
曜日的なものか、時間的なものか、いずれにせよタイミングが悪かったのでしょう。
後ろ髪引かれる思いでしたけど、諦めて、Romaへと戻りました。
・・・Frascatiも、また行きたい町リストに追加決定!←増えていく一方です(笑)


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Tivoli Vol.4 <Villa Adriana & BBQ> -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

午後は2つめの世界遺産『Villa Adrian』を目指します☆

町からは少し距離があるため、バスに乗って行きます。
友人が送ってくれると言っていたのですが、前日あれだけ夜更かししたから絶対寝てるだろうと思って、電話しませんでした(^^; 

バス停へと向かう途中の広場で、フェッラーリの集会に遭遇。
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そういえば前日にチラシを貰った記憶がありますが、なぜ集まってるのかは分からず。

ま、それはいいとして、比較的時間通りにやってきたバスに乗り込み、最寄りのバス停で降りました。
バス停からVilla Adrianaまでは徒歩10分位らしいので、適当に歩けば着くだろうとアバウトに予想し、その期待を裏切られ(笑)、結局通りすがりの人に聞いてなんとか辿りつくことができました。

入場券を買って中に入ったはいいが、あまりの広大さにどっちへ行けばいいのか全く分からない。
とりあえず道があるので、進んでみることに。それにしても、暑い・・・。

ゆるい上り坂の先にあったベンチで、いきなり休憩してしまいました(^^;
木陰にいると別世界のように心地良い☆
ここでまた、みちさんとまったりトークモードに突入し、穏やかな時間の流れに身を任せる…。

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ベンチと一体化しそうな勢いでしたが、汗も引いたので散策再開。
遠くに見える、壁の方へ行ってみます。

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壁は、予想より薄かったです(笑) 別荘地だから、城壁みたいな厚さは必要なかったのでしょうね。
ただの仕切り程度のものでしょうか?

至る所にオリーブの木がありました。
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この別荘が完成したのは2世紀頃のことだそうです。最初からここにオリーブの木があったのかどうかは分かりませんが、それなりの貫録は漂っていました。
オリーブの木というのは、一本一本の幹が個性的なので、見ていて飽きません☆

崩れた天井の先には青空が広がる。
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なんでこんな、Tバックみたいな形になっちゃったんだろう(笑)
じっと見てたら笑いがこみ上げてきて、みちさんに言いたかったけど、真剣に写真撮ってるし、どん引きされるだろうと思って自粛しました(^^;
 
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元々は何に使われていた建物なのか…ほぼ分からないままでしたが、1800年以上もの時を経てなお、静かに佇む遺跡の姿に、じんわり感動しました。

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この別荘を建設したハドリアヌス帝は、五賢帝の一人。
ローマ帝国の領土が最大となっていた時代の人で、その広大な土地を収めるのに苦労は絶えなかったことでしょう。別荘完成から彼の死までは、ほんの数年しかありませんが、ここで少しでも癒しの時間を過ごすことができたのか・・・。

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ぐるっと周って、折り返してきたところ、遠くにTivoliの町が見える小さな広場にでました。

出口へと向かっている最中、友人Mから電話が入る。どうやら迎えに来てくれるらしい。
帰りのバスのことなんて、なーんにも考えてなかったから、とってもありがたい(笑)

Mが、Tivoliへと戻る途中にあるカフェへと連れて行ってくれました。
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暑い中を歩き回ったので、冷たくて甘―いジェラートが最高に美味しい☆
このカフェ、夏場は大混雑するらしいです。この時はヴァカンスシーズンではなかったので、のんびりゆったりできました♪

宿まで送ってもらって、またまた休憩(笑)

ほぼ徹夜状態で2つの広大な世界遺産を見学したから、少しお昼寝してしまいました。
そして復活した後、夕食の時間までみちさんとTivoliの町を徘徊!
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旧市街には、夕暮れ時の淡い光が良く似合う。
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朝一番でも見たDuomoも、違う表情を見せてくれました。

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アンティークな外観だけど、友人宅のように、中は最新式のシステムキッチンなんだろうか?
などと、想像してしまう(笑)

約束していた夕食の時間に、友人Mが宿まで迎えに来てくれました。
この日は彼のウチでBBQ☆

屋上のテラスに上がると、友人Aが火をおこしている最中でした。
前日に家を見せて貰った時、バーベキューセットに異様に反応した私を見ていて、急遽思いついたっぽいのですが、イタリアでBBQやることになるとは思ってもいなかったので、とっても嬉しい☆

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焼くのはテラスで、食べるのはお部屋の中で。
ジェラートを食べたカフェでBBQ計画を聞いた時に、「エビが食べたい!」と強烈にリクエストしておいたので(笑)、ちゃんと用意してくれていました♪
友人M作のサラダ&ワインと共に、いただきまーす☆

実はこの日、私のお誕生日でした。
特に知らせる必要はないと思っていたけど、Facebookを通じて彼らにバレており、Happy Birthdayの歌を合唱されてしまいました(笑) 微妙に恥ずかしい・・・(^^;
それだけでなく、突然耳を引っ張られてビックリ!!「歳の数だけ耳を引っ張ると、良いことがある」
と言われても、くすぐったがりな私は大騒ぎして逃げ惑ってしまいました。
が、友人もしつこくって…結局は我慢して、なすがままに…(笑)

ワインを注いでくれたり、肉を切り分けてくれたり、ブルスケッタにニンニクを塗ってくれたり、サラダを盛ってくれたり、さすがはイタリア人男性、マメに世話してくれます。
しきりに「僕たちブラボーでしょ?」と聞いてくるMがちょっと可愛かったです(笑)

わーわー言いながらお腹いっぱい食べて、テーブルの上を片付けて、トドメにグラッパ!
既にワインがまわっていた私は「半分あげるよ」と言いながら、友人Aのグラスに注ごうとしたのですが、うっかり彼のGパンにぶちまけてしまいました。これだから酔っ払いは困る(笑)

気が付けば結構な時間になっていました。Mにお礼を言い、Aに宿まで送ってもらってお別れです。

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この2日間、彼らのお陰でどれほど楽しかったことか。心からの感謝を☆

明日はTivoliを離れ、再びRomaへと向かいます。


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辰己窯 父の日の器展2011 [diario -日記-]

イタリア旅行記の途中ですが、ちょっとCMを☆

友人が器の展示会を行います。
 阪神梅田本店7F
 6月8日~14日 10時~20時

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関西の皆さま、ご都合つけばぜひに☆
日常生活の中で実際に作品を使っている私が、激しくお勧めします。
温かみがあって、使うたびに愛着が湧いてくるんですよ(^^)

詳しくは、友人夫婦の素敵なBlogにて → コチラ

うぅ・・・私も見に行きたい!


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Tivoli Vol.3 <Villa d’Este> -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

前日の晩の夜遊びのせいで、ほぼ寝てない状態で起床(笑)でも大丈夫☆

毎日がお散歩日和な青空。
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まずは、前日閉まっていて入れなかったDuomoへ。
案内役がいないため(この時間、友人A&Mは寝ていたらしい。夜遊びのせいでしょうね(笑))、不安になりつつも、自力で辿りつくことができました。(^^;

お次は、世界遺産Villa D’Este』へ☆
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入口は教会とくっついています。

Tivoliの街中ではあまり観光客に遭遇しませんでしたが、ここはさすがに世界遺産、朝から見学に訪れる人々が。そういう私たちも観光客ですけどね(笑)
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まずは、建物内部を巡ります。
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窓の外にはイタリアの田園風景☆いいな~、毎日見たいな~。

Villa D’Esteは、16世紀半ばにイッポリート(2世)・デステが造らせた別荘です。
イッポーリトの母親は、ルクレツィア・ボルジア。祖父はロドリゴ・ボルジア。
伯父には、チェーザレ・ボルジアがいるし。毒蛇一族との悪名高い、ボルジア家。
…素晴らしい風景を眺めつつ、ボルジア家から、血なまぐさい連想をしてしまう。

建物内部はそれほど見るべきものはないので、ざっと見物して外へと出ます。
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Villa D’Esteの見所は、なんといっても噴水。
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龍の子供が生まれた!?みたいに見える。可愛くてお気に入りの一枚です♪

写真は一部ですけど、これ、延々と先まで続いています。
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とにかく、至る所に噴水が。どんだけ噴水マニアなんだ!と突っ込みたくなるほどです(笑)

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庭園の先まで行って振り返ると…改めて広大さに驚きます。

戻る時には、行きに通らなかった箇所を巡ってきました。
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どこを通っても、じゃんじゃん水湧いてまーす☆

さすがにこれだけ歩いたら、喉が渇いてきました。
噴水の水は…飲めそうになりので(笑)、屋敷に併設されたカフェへ入りました。
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Villa D’Esteのロゴ入りカップ。欲しいなと。

カフェのカウンターで、フィリピンから来たというおっちゃん2人組に話しかけられました。
「地震大変だった?」というようなことを英語で聞かれたのですが、とっさにイタリア語で返しそうになり、慌てて脳内修正。うぅ、英語はほんとに苦手なんです…。
その後、テーブルに座って、みちさんとおしゃべりしている時にもまた話しかけられました。
イタリア語で(笑)…だったら最初からイタリア語で話してくれ~!と思ってしまいましたよ(^^;

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オレンジ美味しそう~☆

これにて午前中のお散歩終了。宿で休んで、午後からもう一つの世界遺産を見に行きます!


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Tivoli Vol.2 -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

登山級の散歩の後、疲れた足を宿で癒し、再度友人A&Mと待ち合わせしてTivoli徘徊夜の部へ。
・・・細切れですみません(笑)

まず向かったのは友人M宅。 私達の宿から徒歩1~2分の距離(近っ!)
古い建物の並ぶ、旧市街のど真ん中。こういう場所で暮らすのって、どんな感じなんだろう。
わくわくしながら入ってみると・・・。
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中はめちゃくちゃ近代的でした! (大抵の場合、内装変えちゃうんですよねー。知ってはいても、アンティークを期待してしまった自分が肩透かしをくらってしまいました。)
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この真っ赤なキッチンが見事にツボにはまる☆
もの凄い勢いではしゃぎまくった挙句、デロンギのエスプレッソマシーン(冷蔵庫脇にあります)を発見して「これ使いたいっ!」とごねてみました(笑)

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人さまの家でやりたい放題☆

エスプレッソを飲みほした後は、屋上のテラスも拝見。
バーベキューセットをいじってみたり、「家を交換して~!」と無茶を言ってみたり。

そんな様子を見ていた友人Aが「ウチも見においで」と言うので、行ってみることに。
徒歩5分位(?)だったでしょうか、いずれにせよ近い。コンパクトな町っていいですね。

A宅も同じような赤いキッチンでした。(流行ってるのか?) こちらはSaecoのエスプレッソマシーンがあり、当然ここでも「使わせてっ!」と、またしてもワガママ炸裂。
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すっごい勢いで飛び散るんですけどっ!!

ちなみに、A宅の写真は・・・遠慮しておきました(^^;
なぜかというと、Mは事前に「後で遊びにおいで」と言ってくれていたので、私たちが宿で休んでいる間に部屋を片付けたようなのですが、Aは「僕は何の準備もしてないから・・・」と、言い訳らしきことを呟いていたので。だったらノリで、「おいで!」とか言わなくてもいいのに・・・(笑)

とはいえ、セオリー通り、全部屋を案内して見せてくれました。

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Aの部屋も最上階にあるため、こちらでもテラスに登ってしばし歓談。目の前は広場でした。
いいなぁ。毎日こうしてイタリアの風景を見れるんだ・・・って、ここイタリアだし(笑)

突発的家庭訪問(笑)を終え、夕暮れの町にてお散歩開始。
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Duomoは残念ながら閉まっていました。
「中にオルガンがあるから、明日の朝見に行くといいよ」と言うA。
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夕食の前にプロセッコを飲みに行こうと誘われ、カフェに入りました。
こじんまりとしていて、落ち着くインテリア。そんな店内で、メモ帳の奪い合いをすることに・・・。

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少し前から日本語を習い始めたA。覚えた字を書いて見せてくれたのはいいのですが、書き順ぐちゃぐちゃだし、見ていてイラっとするんですよ~。私が手本を示してあげようと、メモ帳とペンを取りあげたら、「嫌だ!書かせろ!」と奪い返されてしまいました。大人気ないね…。(私もか?)
しっかし、「しんぶん」はいいとして「ぽ」ってなんやねん!!

カフェを出た後、G氏も合流。事前にAから紹介されて、Facebookでの交流はありましたが、会うのは初めて。この5名で夕食だと思っていたのですが、レストラン到着時には8名になっていました。
よく分からないことは、深く考えずにそのまま受け入れます(笑)

テーブルにつき、注文を終えた頃にまず聞かれたのが「日本人は死んだら火葬にするのか?」というものでした。とりあえず地震が話題にのぼるだろうと予想していた私は、一瞬ぽかーんです(笑)
食事の前に、埋葬方法についての二国間の違いをテーマに語り合うことになるとは!

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両側に座るA&Mにじゃんじゃん盛られて、凄いことになってしまった私のお皿。

☆Villa Gregoriana近くにあるこのお店、お勧めです☆ →お店のHPはコチラ

食べて飲み、イタリア語の連射を浴び、お開きとなりました。
宿まで送ってもらって「ありがとう!」と言ったら…「これからローマに行くんだよ」って…。
まじで?

ここまでみんなが来たのは、Mが車の鍵を取りに帰っている間待つためでした…。
さすがに深夜までみちさんを引き摺りまわすのは申し訳なかったので、宿で休んでもらうことに。
そして、私&他4名はローマへGo☆

(…この日の午前中はローマにいました。まさか、深夜にまた戻ってくるとは思いもせずに。)

「夜景を見せてあげるよー」と連れて行ってくれたヴァチカン。
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この幻想的な風景にはうっとりしました。しかし、疲れもあり、車から降りるのが面倒だった私は、窓から身を乗り出して写真撮影(笑)これでOK!と思ったのですが、結局近くまで連行されてしまいました。

コロッセオも行くとか行かないとか、わいわいガヤガヤ、私は「好きにしてくれ」という心境(笑)
結局ドライブは早々に切り上げ、車を停めてお店へ入ることにしたのですが…。
どこもかしこも閉まってる。彼らも状況が分からないらしい。

とりあえずPiazza Navonaからカンポディフィオーリへと歩いていると、大量の人々に遭遇。
周囲にいた人から入手した情報によると、深夜2時以降、アルコールを出すお店は営業禁止というような法律が施行されたとか。イタリアでは、ある日突然、法がわいて出てきても不思議ではないのですね。(というか、特にローマ…。旅の前にホテルを検索していて気がついたのですが、昨年までなかった“滞在税”というものを徴収されるようになっていました。来年にはなくなっているかもしれませんけど。)

しょうがないので、私達も無目的に徘徊(^^;
深夜2時半頃のカンポディフィオーリは、昼間のように賑わっていました☆
(ちなみに、前日の晩21時半頃の写真はコチラ

110528k.jpg
みんな何をするという訳でもなく、所々で輪になり、おしゃべりに夢中になってる。活気と言うか、熱気と言うか、とにかく騒々しい。…この状況が、ただひたすら可笑しい(笑)
深夜の町に人がたむろしていても不健康な感じではなく、むしろ有り余るエネルギーを放出しているという、大らかなパワーを感じましたよ。

「ジェラートでも食べようか」と言いながらふらふら歩いていたのですが、目につくお店はどこも混雑している。とりあえず車を取りに行こうと、Piazza Navona方面へと戻りました。
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左端で輪になっているのは友人達。隙あらば円陣を組んでしゃべっている姿にウケました。

車に乗り込んで発進。Tivoliへ戻るのかと思いきや、しばらく行った先でまた駐車…。
おぉーい。なんで??

ジェラートは諦めたけど、どうしても甘いものが食べたくなったらしい(笑)
暗い道の先に目を凝らすと、わらわら人が集まってる場所があり、そこが目指すお店でした。
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深夜3時のおやつです☆ 混雑した店内で立ち食い。手がべとべとになっても気にしない!
というか、もういちいち気にしてられない!と言った方が正しいでしょうか(笑)

スゴイ人気のお店らしく、後から後から人がやってくる。外に出るのも一苦労!
残り少ない体力を使って人をかき分け、やっとのことで脱出。ほっと一息ついたところで、友人達はまた得意の円陣を組んでトーク開始。
どうせ下らない内容だろう・・・と思ったのですが、一応確認してみました。
「何の話をしてるの?」
「湯船に浸かるのと、シャワーとどっちがいいかについてだよ」
・・・案の定、しょうもない話題でした。深夜に語るべきテーマとは思えない(笑)

そんなこんなで、宿へと戻ったのは早朝に近い時間。
疲労感とともに、力いっぱい遊んだという満足感を抱いてベッドへと潜り込みました。

翌日は遺跡を探検する予定です☆


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Tivoli Vol.1 -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

宿へのチェックインを済ませ、部屋を探検し(笑)、いざ、Tivoli観光へ☆
この街の住人である友人A&Mが、案内役を務めてくれます。
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宿の前の道です。旧市街の雰囲気は、私のハートをワシ掴み♪

この先へ行くと、そのまま中世にタイムスリップできそうな予感・・・。
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最初は足を踏み入れる勇気をもてませんでしたが、最終的にはショートカット(?)として利用するようになった、ある意味思い出の小路です。

今年はイタリア統一150周年。
(記念日は3月17日:各地で様々な式典や関連イベントが開催されたようです)
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所々で、飾られたままの国旗を見かけました。

途中の橋の上から見えた景色。
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友人Aが「写真を撮れ」と強要(笑)してきた場所です。
言われなくても写真部ですから、足をとめてバンバン撮りましたよ☆

ほどなくして『Villa Gregoriana』(グレゴリウス教皇の別荘)に到着。
敷地はやたらと広くて、ふつうに森の中を散歩しているかのような錯覚に陥ります。アップダウンも多いため、「これは登山か?」と思ってしまったり(^^;

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ふと気になったツボ。なぜここに? 今にも落ちそうで怖いんですけど~!!

「爽やかで気持ちいいね☆」なんて言ってたのですが、徐々に息があがってくる・・・。
日ごろの運動不足が祟りました。友人Aのみ元気で「なんで誰もしゃべらないの?」とか言ってましたけど、残り3名は途中からほぼ無言状態(笑)

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滝もありましたよ!この勢いで、高低差分かって頂けますでしょうか?

ぐったりと疲れてきたところで、虹に救われました☆
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これで一時的にテンションUP(笑)この後、なんとか来た道を戻り、出口まで頑張りました!
戻る最中、友人Aに「運動しろ」と説教されながら・・・。苦手なんだってば。運動音痴だし。

Villa Gregorianaのほぼ向かい側にある、シビラ神殿
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と、ヴェスタ神殿
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この角度はイマイチですね(^^; 
元々は18本あった円柱のうち、現在残っているのは10本だけだとか。とはいえ、2000年以上もの時を経て、半数以上が残ってるってスゴイと思います。

この後、一旦友人Aは離脱。友人M&みちさんと私、3人でお散歩続行☆

旧市街を出て、町の入口付近にある広場(Piazza Garibardi)へやってきました。
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この辺の建物は現代的です。といっても、バカ高いビルなどはないので、空色たっぷり♪

少し先には公園があり、ここからの眺めは最高でした☆
110521k.jpg
Tivoliは小高い丘の上にある町。遠くまで広がる風景を味わい尽くせます。

下界を見下ろして、いい気分(笑)
110521l.jpg

気が済むまで目の保養をして、宿へと戻り、午後のお散歩は終了しました。
しばし休憩した後、Tivoli徘徊『夜の部』へ☆


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RomaからTivoliへ -2011年イタリア- [Italia -イタリア-]

4月2日は・・・そう、土曜です!
たいがい大雑把な計画の中で、この日の午前中だけは早々と予定を決めていました。
なぜならば、土曜の午前中にしか開いていない『コロンナ宮』に行きたかったからです☆

このタイトな開館時間のせいで、今まで一度も訪れたことができなかった場所。

-ヴェネツィア広場近くにある、コロンナ宮の外観。
110514a.jpg
さて、コロンナ宮の見所ポイントは主に2つ。
1. 『ローマの休日』のロケ地
2. カラッチの『豆を食べる男』

どちらに重きを置くかは人それぞれですが、私の場合はこの『豆を食べる男』でした。
110514b.jpg
※絵ハガキを写真に撮ったものです。

少し離れて見た時には伏し目がちに見えたのに、近寄って見ると目が合ったような気がする・・・
このギャップが面白かったです。

とはいえ、ドラマチックな宗教画に比べれば、地味な感じは否めない(笑)
わざわざなんでまた?と思われる方は、こちらの本を読んでからコロンナ宮へ行って下さい。

食べる西洋美術史』宮下規久朗著

(過去にこの本を記事にしました。宜しければ→コチラへ)

-「食べる」という行為が、人間のもっとも本質的で根源的な営みであるとこうことを、これほど感じさせてくれるイメージはない。- (食べる西洋美術史より引用)

できれば、美味しい食事を楽しく頂きたいですね☆


念願のコロンナ宮見学を終えた後は、テルミニ駅へと戻って昼食タイム。
食べ終えて一息つこうとした時に携帯が鳴る。友人A「15分後にテルミニ駅に行くから」
・・・みちさんはまだ食べてる最中でしたが、急いでもらって店を出ました。慌ただしい(笑)

テルミニ駅って漠然と言われても、交通量多いからどこにいるか分かんないよっ!!
携帯で連絡を取りながら移動し、なんとか友人を発見。そんな所に駐車して大丈夫か?…と突っ込みたくなる場所から、にこやかに手を振ってくれていました。

無事友人の車に乗り込み、高速道路に乗ってローマを脱出。目指すはTivoli(ティヴォリ)です☆
風景も徐々にかわっていき、町へ到着する手前で見かけたオリーブ林にテンションUP!
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カメラを構えたら、友人が路肩に車を停めてくれました。そこでパチリ☆
「ここで作られるオリーブオイルは、特別に美味しい」と言うA。
このセリフ、イタリア中各地で聞くことができます。ゆえに耳タコ(笑)
ちなみにTivoliは、友人が生まれ育った場所。やっぱり自分の土地が一番なのでしょうね。

くねくね道を登って行き、町の中心部へと近付いてきました!
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旧市街にある宿はもうすぐ。ここを右折しまーす。

宿の入口。クリスマスっぽい(?)飾りが付いているドアから入ります♪
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HPの紹介によれば、1500年代に建てられた住居だとか。家康とほぼ同い年くらいか?!

外見は古くても、内装はめちゃくちゃ素敵☆入った瞬間からはしゃぎまくる私(笑)
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今回予約したのは、2部屋に分かれているアパートメント。こちらが私の部屋。

そして、こちらがみちさんのお部屋。間に仕切りがあり、それぞれ独立した部屋となっています。
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お風呂、トイレも各部屋に付いているわけなのですが、みちさんのはインパクト大でした!
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後に、「部屋を見せて」と遊びに来た友人2名も、このライオンには大爆笑していました(^^;

共有で使うダイニングテーブル。(小物を散らかしてる状態ですみません!)
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朝食は部屋へ運んできてくれるので、ここでみちさんと一緒に食べました♪

ほど良く使いこまれたセンスのいい家具たち、さりげなくディスプレイされた小物たち、全体的に温かみがあって、友達の家にいるような、自然と和んだ気持ちになれる空間です。
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左側手前に写っている手摺りを見て下さい。
ここから地下へと続く階段があり、入ってはいけない雰囲気にはなっていましたが・・・。
探検してしまいました(笑) どうやらワインの貯蔵庫だった空間のようです。
残念ながら、ワインはありませんでしたけど(^^;

って、部屋の中で遊んでいる場合ではない!
初めて訪れたTivoliの町。どんな風景を見ることができるのか、楽しみです☆


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