Jesi イェージ －2008年春のイタリア－

＜４月６日　前編＞
夕方にFolignoにて友人と会う約束があるのだが、それまでの時間をJesiにて
過ごすことにする。
この街の存在を知ったのは出発の１週間程度前。元々は友人がJesiで会おうと
言っていたのでネットで少し調べてみたら”Verdicchio dei Castelli di Jesi”
というワインが有名とのことで、興味を持ちました。
食とワインの誘惑に極端に弱い私・・・・。

事前に見つけておいたマルケ州政府観光局公式日本語サイトの情報と、たまたま
見つけたホテルのHPにあった地図（ぼけぼけになって良く分からなかったけど）を
印刷したものを持ってAnconaを出発。
３０分弱で到着し、駅を降りたところでいつものようにさてどうしようか？と周囲を見渡す。
Barの前で立ち話をしていたおじさん達にCentroの方向を聞き、歩き始めました。

駅前（駅を背にして左へ少し移動したところ）から延びる並木道のViale Triesteを
真っ直ぐ進みます。進行方向の少し上に見えるのがおそらくCentroでしょう。
街が見えているのでそちらを目指し、小さなロータリー？みたいなのを渡って
道なりに右方向へ進むとPorta Valle、Centro Storicoの入口です。

このPorta Valleから中を覗いてみると人気がない・・・。
入る前にジョギングしてる人にとりあえずDuomoの場所を聞いてから中へ入りました。

しかーし、細い坂道を登りながら不安になり、またしても道に迷う・・・。
筋金入りの方向音痴の私。こんな自分がほんとうに嫌（；；）
犬の散歩で通りかかった人に助けを求めてPiazza FedericoⅡへ到着。

左手にあるChiesa di S.Floriano（と看板に書いてありました）では、Jesi出身の
Valeria Moriconiという女優さんに関する展示会が開かれていました。
右手にあるピンクがかった色の建物がDuomoだったのですが、この時点では人の出入りの
多いS.Florianoがメインに思えたのでそちらへ行き、ツーリストインフォメーションの
場所を聞きました。

「日曜だから閉まってるかも・・・」と言われて行ってみればやはり閉まってました。

Piazza della Repubblicaにある　Teatro Perglesi です。
この建物の左側１階にツーリストインフォメーションがあります。
喉から手が出るほど地図を欲していましたが、しばらくじーっと中を観察しても
誰もいないので諦めました。

Piazza della Repubblicaから延びるCorso G.MatteottiがJesiの
メインストリートのようです。旧市街の路地とは正反対で子供連れの地元の人々が
和やかに散歩を楽しんでいました。

S.Nicolo教会。中ではフリーマーケット？らしきものをやっていました。なぜ？

時折横道にそれてみると歴史ありそうな建物に出会います。

Palazzo　Bettiniの中庭。由緒ある建物なのでしょうが、１階はお店になっていました。
実用的に使われているようです。

Corso G.Matteottiをしばらく散歩し、迷わないように一旦Duomoまで引き返してから
駅に戻ろうと回れ右。Piazza della Repubblicaで話しかけてきたイタリア人、そのまま一緒に
歩いていたらいつのまにかガイドしてくれました。はじめに通った時には気が付かなかった
建物のことや、絶景ポイント（こちらも閉まっていて残念でしたが）、フェデリコ２世のモニュメント
など教えてくれて、ツーリストインフォに見捨てられた私にとっては天使のような人でした。

ここの下にはローマ時代の遺跡が眠っているそうです。教えてもらえなければ分からなかったし
絶対に一人では入り込まなかったでしょう、こういう場所には。（迷う危険大ですから（笑））
写真左側の建物の１階（扉閉まってますが）にあるTavernaがとっても美味しいらしいです。
この日は無理でしたが、いつか行ってみたいとメモしておきました。
●Taverna La Rincrocca 月曜休み　（場所：Vigolo　della Pace）
Tavernaの前の道（写真真ん中と左の建物の間の細い道）を登るとDuomoの前に出ます。

プチガイドしてくれた画家であり絵の先生でもあるというCさんとお別れし、駅へと無事戻り
友人との約束のためFoligno行きの電車に乗りました。

ちなみに・・・
見つけたエノテカは閉まっており、残念ながらこの日はVerdicchio dei Castelli di Jesiを
飲むことはできませんでした。
が、翌日Anconaで入ったOsteriaにあり、念願かなえることができました！
プロシュートとキノコのトルテッリーニと一緒に美味しく頂きました。

タグ：イタリア 旅