SSブログ
2011年10月10日 | 2011年11月06日 |2012年03月18日 Blog Top

変わらないこと -Blog4年生になりました- [diario -日記-]

すごいことに気がついちゃいました・・・。先月、10月1日にブログ4年目を迎えておりました!
1カ月以上もすっかり忘れていたことにびっくり(笑)こうして今、慌てて記事を書いている次第です。

前に進んでるのか後ろに戻っているのか、右がいいのか左がいいのか、良く分からない状況の中でなんとか生き延びています。慌ただしく時が過ぎ去り、心はせわしないのですが、割と平和な日常生活。

先日図書館で見つけた『世界の夢の本屋さん

“世界“といっても、欧州とNYだけなのですが…(笑)それはいいとして、様々な書店のストーリーが紹介されている中で、最も心惹かれたのがイタリアの『パラッツォ・ロベルティ書店
111106a.jpg
素敵なインテリアにうっとりです☆それだけでなく、書店オープンまでの経緯が面白い!

-1990年、三脚メーカー「マンフロット」のオーナーが美しい歴史建築を購入。当時、建物には小さな書店がテナントとして入っていた。登記手続きの一環で役所が建物に関する調査を行ったところ「この館は17世紀から侯爵夫人が書庫を設け、文学サロンを開いていた」ということが判明。
そこで役所は、新オーナーであるマンフロット家にも、この館で書店を存続するよう義務付けた-
(P123:引用&要約)

おそらくは、“イケてる物件入手しちゃったよー”とほくほくしてたマンフロットさんだと思うのですが、夢にも思っていなかった“書店経営”がオマケについてきちゃった・・・。
さて、どうしたかといえば、なんとこの運命をさくっと受け入れたとのこと!

家族総出で準備開始。書店経営のノウハウを持たない家族の代表として、当時18歳だった末娘は、ロンドンの老舗書店で数カ月の無給労働。館は建築当初の姿に復元するために工事を開始。
こうして“素敵な本屋を開く”というプロジェクトに没頭していったマンフロット家の人々…。

ありきたりな言葉で申し訳ないのですが、スゴイなって思います。
建物を修復して蘇らせるというのはさほど珍しい話ではないかもしれませんが、建物がもつ“歴史”までも引き継いでいくって、とてもとてもイタリア的な感じです。

しかし、300年も前の事例を理由に役所が書店経営まで押しつけてくるなんて??と思いますよね。
そこで思い出したのが『いつも心にイタリアを』で読んだ、こんなお話・・・。

イタリアでは、市町村によって多少の違いはあれど、基本的に建物が新築されようが修復されようが、細かく定められた厳しい規則に従わなければいけないそうです。
建物の高さと形はもちろん、窓や扉の位置、その数、レンガの色等々・・・。
周りの町並みとの調和が非常に重要視されるイタリアでは、歴史的建造物だけでなく、あらゆる建物にこれが適用されるらしいのです。自宅を好き勝手に改装する!なども許されないわけですね。

訪れる外国人を魅了するイタリアの町並みが、こんな束縛の上に成り立っていることについて著者は、
『偉大な遺産が、いやでも背負わなければならない重い荷物にもなりうる』と書いていました。
みんながみんなマンフロット家の人々のようではなく、不便な思いをしている人もいるということ。

 “便利さ”が幅を利かせている日本で快適な暮らしをし、美しい風景と穏やかな時の流れに癒しを求めて時折イタリアを旅するって、すごく贅沢なことなのかもしれません。とはいえ、不便な思いをしてもいいからイタリアに住んでみたい!と思ってしまう私なのです(笑)

まあ、住むのはなかなか難しいので、今はこれに癒されています☆
111106b.jpg
お気に入りの『Terracuore』のハンドクリーム♪ オーガニックハーブの香りが素晴らしい☆
日本向けに開発されたイタリア製品。“Made in Italy”が私のツボなのです(笑)

ブログを始めてからの3年間、色んなことがあって、それなりに変化してきました。
しかし変わらないのはイタリアを愛する心♪よく飽きないなぁって、自分でも思いますけど(笑)
こんな偏ったブログを読んで下さる皆様、本当にありがとうございます。

4年目もたぶん、イタリアマニアに変わりはないと思います。
更新頻度は極端に落ちていますが、末長くお付き合い頂ければ幸いです。


nice!(32)  comment(25)  trackback(0) 
共通テーマ:日記・雑感
2011年10月10日 | 2011年11月06日 |2012年03月18日 Blog Top
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<script>
     (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({
          google_ad_client: "ca-pub-3052921242730156",
          enable_page_level_ads: true
     });
</script>

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。